前回の記事(長男の保育園生活。~一時預かり②~)の続きです。
週に1回のペースで5回、公立保育園の一時預かりに通った長男スイ。(当時1歳10~11か月)
もうすっかり保育士さんと仲良くなって、おはようをしたら早速本棚から絵本を持ってきて保育士さんの膝にちょこんと座ります。
そうそう、保育士さんは、スイが絵本の地の文やセリフを丸暗記して、自分で読んでいることに驚いていました。
文字が読めるようになったのが2歳半くらいだったのですが、それまでは暗記していたので、こちらが少しでも読み聞かせでセリフを間違えたり飛ばしたりすると怒っていました。。
逆に、文字が読めるようになってからは暗記しなくなったので、その辺は適当になりました^-^;
そんなこんなでスイは、保育園に行くのを毎回とても楽しみにしていました。(私も)
この一時預かり、通常は週に3回までしか利用できないのですが、出産後は2か月間、毎日通えるんです。
しかも、こちらは予約はいりません。最優先で預かってもらえます。
両親が遠方に住んでいて、里帰り出産でない身としては、こんなに有難いことはありません。
次男の出産予定日が目前に迫ってましたが、これなら出産入院の間も安心だな~と思っていました。
まだ出産までに何度かは通えるだろうし、スイが保育園で楽しんでいる間に私も色々用事を済ませよう~♪などと思っていました。
次男の出産と毎日の保育
ところがこの後、妊婦健診で次男の出産に際してリスクが見つかり、転院先の病院で「いつから入院できますか?」と聞かれ、、急遽その翌日から入院することになりました。
「すみません! 急なんですが明日から入院することになりました…」
と保育園に相談し、出産後の2か月間の預かりを前倒しして預かってもらうことになりました。
入院する日の朝は、夫に病院まで送ってもらう為、夫と私でスイを保育園に送りました。
スイは私たちの雰囲気から何か感じ取ったのかもしれません。
もしくは「いつもはお母さんが送ってくれるのに、なんで今日はお父さんもいるんだ」という、いつもと違う事への不安だったのかもしれません。
はたまた…お母さんとは離れがたくないけど、お父さんとは離れがたい、といった理由かもしれません。(パパっこだしね)
とにかくその日は、保育園に入ってもいつものように嬉々として遊ぼうとせず、珍しく愚図っていました。
なんとか保育士さんが砂場の遊びに誘ってくれて、私たちは病院に向かいましたが。
その日の連絡ノート。
スイ君もいつもとは違う事を感じているようで
しばらくは泣き続けました。
でもやっぱりお腹が空いて喉も渇いてきたようで
お部屋に戻ると椅子に座って給食の準備をしようとしていました。
お昼寝も、保育士に体をさすってもらうとすぐに寝ましたよ。
それから次男の出産・私の退院まで1か月間、平日は毎日保育園に通いました。
私の退院後も次男はまだ入院していたため毎日NICUに通わねばならず、
スイは次男のリンが退院するまでの1か月も、つまり合計2か月間通いました。
この頃の連絡ノートは、涙なしには読めません。。。
本当に、頑張ってくれたスイと保育士さんに、感謝しかありません。
出産のための預かり(2か月間)が終わった後も、週に1~2回のペースでこの保育園にスイの一時預かりをお願いしました。
新生児(しかも低体重児)を連れて冬場に公園に行くこともできなかったので、とても助かりました。
今思えばこのままこの保育園に入園できてたらよかったのかもしれません。
もちろん、定員に空きはないし保育料だって我が家は払える余裕なかったんですが…。
その後しばらくして私のメニエール病により「緊急入所(園)するか?」って話にもなったんですが、この保育園に入園できるとは限らなかったのでそれは諦めました。
その後…
スイは2歳を過ぎてからイヤイヤや癇癪が激しくなり、だんだん保育園に送迎するのも一苦労になってきました。
保育園に行くときは、すんなり園舎の方に歩かず、遠回りしようとしたりしてなかなか中に入らない。
帰りは帰りで、今度は帰ろうとしない。図書室から動かない。
次男を連れてなかったらスイをひょいと抱っこして強引に連れて行っちゃうところなんですが、次男を前抱っこのベビーキャリーで抱いていた為、抱っこすることもできず、説得説得でなんとか連れて帰る毎日でした。。
最後の登園日
そして初めて保育園に来た日から1年がたったころ、私が家で息子たち2人を見るのに限界が来ました。
スイも週に1回や2回の一時預かりではエネルギーを発散できなくなって体力が有り余ってきました。
そこで、今度は幼稚園のプレ(2歳児クラス)に週5で通うことにしたので、この保育園の利用は終わることになりました。(幼稚園に通っている子は、たとえ長期休みなどでも利用できない制度なのです。。)
スイがちょうど3歳になった頃です。
最後の登園日、「今日が最後だよ」とスイには伝えていましたが、理解していたかどうかはわかりません。
スイは「○○先生、また…また遊ぼうね!!」と大好きな保育士さんに何度も一生懸命言っていました。
その姿を見て、私は涙が。。
その保育士さんは私よりひとまわり年上の方だったと思うのですが…、私もとても頼りにしていました。
保育園をでて車に乗り込んだら、色々あった1年間が思い出されて、、私は卒園式さながら、一人号泣しながら家に帰りました。
*
ちなみに、この一時預かりのクラスの保育士さんで、すごくストレートに連絡ノートを書く保育士さん(先ほどの保育士さんとは別の方)がいらっしゃって
目に映るすべてのことに関心があり、
頭がいっぱいになるみたいで
「スイ君」という言葉がけにあまり反応してくれなかった今日、
疲れもあったのかな。
とか
砂場でスコップやバケツがたくさん欲しくなり、
お友達から取ろうとして
「これは違うよ」と伝えると
ギャー!!と怒っては、次に気持ちが行ってしまうスイ君でした。
等と書かれていて、色々とスイのことが気にかかっておられたようで、よく私にも声をかけてくださいました。
今思えば、この保育士さんはスイの発達のことを少し心配していたのかな。
今通っている幼稚園もですが、先生方はその子が楽しんだことや頑張ったことを中心にコメントを書かれることが多いと思うので、こういった気になる面を書いてくださると、子どもの色々な面がわかりますね。
いい所だけじゃなく、困っていること等も、私は逐一教えて欲しい派です。
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本題から逸れてばかりでしたが、一時預かり編終了です。
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