【映画】インサイドヘッド。幼児も大人もはまる。涙なしには観られない。

映画『インサイドヘッド(原題:inside out)』を鑑賞しました。

ディズニー/ピクサーの映画です。

夫がDVDを借りてきて、子どもたちはこの1週間ほど毎日見ています。同日に借りたクレヨンしんちゃんには見向きもせず…。

テーマ、設定、脚本が素晴らしく、何度観ても号泣してしまう映画です。

※以下、ネタバレを含む内容ですので未視聴の方はご注意くださいませ!

映画の主人公は11歳の女の子ライリー。

ミネソタで家族の愛情を受けてすくすくと育ち、良き友人とアイスホッケーという趣味に恵まれています。

ミネソタが舞台の作品を他にも最近観たのだけど、日本で言う北海道のイメージと似てる?

 

ところが、引っ越しと言う大きな環境の変化をきっかけに、

それまで無垢でよろこびに満ち溢れていたライリーの心は変わり始める。

 

引っ越し先のサンフランシスコでは何もかもがうまくいかない。

大好きだったミネソタの家や友人と離れたことが悲しい。

毎週スケートをしていた湖にももう行けない。

不安や怒りにのみこまれ、疑心暗鬼になってしまうライリー。

 

でもライリーは、両親に心配をかけない為に、あるいは自分を鼓舞する為にか、

悲しみの感情を封印して健気にも明るくいようとするんですよね。

 

でもそうしているうちに、何故かよろこびの感情もうまく機能しなくなってしまう。

 

さらには今までの人生の礎となっていた経験や思い出も色を失いかけ、

自分の”性格”さえもわからなくなってしまう。

 

ライリー大ピンチ!!

 

…といったストーリーを、ライリーの頭の中の5人の感情達(ヨロコビ・カナシミ・ビビリ・ムカムカ・イカリ)という別の視点からも同時に見ていくというのがこの映画の面白さだと思います。

 

5人の感情達が、年齢ごとにアップデートしていく操作台を動かしてライリーの行動を起こしている。

 

思い出はそれぞれの感情の色をした水晶玉みたいなもの。

一日の終わりには長期貯蔵庫というまるで図書館のような場所へ送られる。

思い出の中でも特別な思い出によって性格の島が作られている。

他にも、考えの列車が長期貯蔵庫と司令部(感情達のいる場所)を繋いでいたり、

潜在意識という名の倉庫に怖いものがたくさん仕舞われていたり。「誕生日の子は誰だ〜?」が我が家でブーム。

思い出のゴミ捨て場には歴代のアメリカ大統領の名前を捨てたりする(笑)んだけど、そこには幼少期からの思い出が数え切れないほど転がっていて、、火が消えるように一つずつ消滅していくのがとても切ない。

 

とにかく、頭の中をそういったファンタジックな空間で表わした発想が秀逸です。

 

感情達のなかでの主人公はヨロコビ

↑スイが描いたヨロコビ。スカートをひらひらさせたのがポイントらしい。

ライリーに一番始めに生まれた感情で、ライリーの回想とともにスケートを滑る姿が印象的でした。

スイはライリーが二人いると言っていて、ヨロコビもライリーだと思っているみたいです。

確かに、11歳までのライリー=ヨロコビといっても過言ではないのかもしれません。

実は、他の感情達も重要な仕事をしているのですが。

 

ヨロコビは”よろこび”こそが絶対的な感情だと信じていて暴走気味。

カナシミのすることが理解できません。

でも今まではそれでもよかったけど、厳しい環境下ではそれが通用しないという事に少しずつ気がつき始めます。

 

そんなヨロコビを手助けしてくれるのは、ライリーが幼いころによく遊んでいたという空想の友達ビンボンさん

このビンボンさんがめちゃめちゃ素敵なキャラ。ゾウでネコでイルカ…という不思議な生き物なんだけど。

日本語吹き替えの佐藤二朗さんの声がとても優しくて合ってます。

 

感情達はみんなライリーが大好きで、ライリーを幸せにするために一生懸命なんですよね。

自分の頭の中にもこんな5人がいたら…と思うと、とても勇気づけられますね。

 

世の中「怒り」や「不安」などの負の感情って”ないほうがいいもの”という風潮があるように感じます。

特に煙たがられているように感じるのは「怒り」。協調性を重視する日本では、なかなか受け入れられ難い感情です。

 

そういった風潮に一石を投じてくれる映画なのでは?と思いました。

 

本当は感情に正も負もない。どれも自分を守る大切な感情なんだ。自然なものなんだ。

 

もちろん、いつもいつも不安でいっぱいになったり怒りを爆発させていたら自分も周りも身がもたないだろうけど、感情を完全に封印してしまうのは、苦しい。

どこかで歪みが生じてしまう。

子どもはとても敏感で、それを感じ取ってしまう。

親が感情を封じることは、子どもの感情を封じることにも繋がってしまうかもしれない。

 

劇中、イカリ(怒り)がよく言うんです。

「汚い言葉、言っていい?」

ってね。

時には思い切って言ってみてもいいかもしれない。心の中で、こっそりと。

口にする時には言葉を選んで伝えたらいい。

自分の不安や怒りの感情を認めよう。

 

そして、よろこびもかなしみも素直に感じて表現しよう。

 

人間らしく感情溢れる人生を歩みたい。そう思わせてくれる映画です。

 

 

物語の最後に、パパとママがライリーと一緒に涙を共有する重要な場面があります。

そこには、言葉だけで作られたハリボテの共感ではなく、心からの共感があります。

親子で、夫婦で、あるいは友人と同じ感情を共有する。それはとても豊かな経験だと思いました。

 

DVD買おうかな。

 

*

 

スイはさっそく事あるごとにインサイドヘッドのセリフを使ってます。

 

物を私に預ける時、

スイ「これ傷一つつけずに持ってて。」

(ヨロコビがビンボンに特別な思い出を預ける時のセリフ)

 

私「〇〇しておいてね」

スイ「うん、とっくにやってる。」(ビビリの口調)

まだやってないけど(笑)意味わかって言ってるのか。。

 

スイ「ねえ覚えてる? お母さんが0歳の時、◯◯したよね。」

から始まった、回想シーンの真似は長かった。

~中略~

スイ「ねえ覚えてる? お母さんが中学生の頃、警察に捕まったよね。」

覚えてるも何も、捕まってないよ!

~中略~

スイ「ねえ覚えてる? お母さんが大学生のころ、動物にえさをやったよね。」

ああ、それは確かに。牧場で羊か山羊にあげたな(笑)

~中略~

スイ「ねえ覚えてる? お母さんが2*歳の時、ぼくが生まれたよね。お母さんを喜ばせる為に生まれてきたんだ。」

 

スイは自転車のリアシートでずっとこれを私の0歳から3*歳までの人生分喋り続けていましたが、セリフは自分で考えたもの?

自分の存在が母の喜びであると感じてくれているなら、、そんなに嬉しいことはないですけどね。


人気ブログランキングへ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です