【就学に向けて】発達に心配のある子の保護者向け学習会。【自閉スペクトラム/ADHD】

先日、発達に心配のある子の就学に向けての学習会に参加してきました。

参加者は年中・年長のお子さんのいる保護者です。

市全体の説明会なので30人~50人は集まるのだろうと予測していたのですが、まさかの一桁! 大学のゼミか!! という雰囲気でした。おかげでこんな私でも質疑できました。

あの、、発達に心配のある子の保護者ってこんなに少ないんかい! しかも年中&年長と2学年で!!

と、とても不思議に思ったのですが…

おそらく、、手厚い療育を受けられている方は療育施設にてこういった説明会があるのでわざわざ今回の説明会に参加する必要がない…ということでしょうか?

特別支援学校や支援学級を選択することが既に決まっている方もこの説明会の案内の対象じゃないのでしょうね。

うちの息子のように、たぶん通常の学級が合ってるけど、そこで色々心配事も出てきそうというお子さんが対象の気がする。しかも手厚い療育は受けられてないっていうなかなか厳しい境遇の。。

学習会自体は、なかなか実り多い説明会だったので、参加してよかったです。

説明会の内容については、自治体によっても事情は異なるでしょうし、全国共通のことは公のHPや他のサイトに載っていると思いますので省きますね。

今回はこぼれ話として聞いてきたことを少し書いてみたいと思います。

※自治体によって本当に様々だと思うので、一例として読んでいただけたらと思います。

学校の現況

私は元小学校教員なのでこれは予想していたことだけど…

通常学級の先生、支援学級の先生ともに、必ずしも発達障害についての専門的な知識があるわけではない、という状況は依然としてあるとこのこと。

※特別支援の免許を持ってなくても特別支援学校の教員や支援学級の担任になれる。

ただ昨今のニーズの高まりにより、学校の先生向けの研修は増えているそうなので、先生方も全く知識がないって方は減ってきているのではないだろうか?(10年前には全く知らない人も多かった)

 

しかしながら学校や学級によって、受けられる教育内容や支援(配慮)には差がある。地域差だったり学校差だったり学級差だったり。

校長の方針によっても、必要な配慮をしてもらえるという意味で手厚かったり逆に極薄だったりする。

学校によって本当に様々なので、、どういった環境、先生にあたるかということはかなり運任せになる気がする。

その学校の評判を知っていても、来年度に校長が変わって(いい方向にも悪い方向にも)ガラリと変わることだってあるし、先生方の異動だって3月の離任式や4月の入学式までわからない。(4月1日の新聞で名前はわかるけど)

 

そんなこともあり、通常の学級かつ少人数のクラスを求めて、学区外に就学される方もおられるのだとか!(ただしこれは特別な事情があると認められた場合のみ)

例えば、街中に住んでいるけど田舎の方の全校生徒数が少ない小学校へ小一時間かけて通うとか。そこには通常の学級だけど1クラスの人数が支援学級なみ(一桁)の環境がある。

それもありなんだね…。確かに、児童数が少ないほうが手厚くみてもらえそうだし、あの、学校独特の集団の圧力は幾分和らぎそうですし、人が多い場所やザワザワした場所が苦手な子にはすごしやすい環境なのかもしれない。

そういった環境が合う子なら、小一時間かけて通う価値もあるのだろうか?

でも、これは私の主観だけど、子どもが強く希望しない限り、なかなか現実的な選択肢に入ってこないなぁ…。

小学校の教育相談

就学前に入学予定の小学校に教育相談する場合は、先生方が比較的時間に余裕のある夏休み中がおすすめらしい。

夏休みも研修とか、遠方での研究大会とか色々あって実は忙しそうだけど。。

それでも普段よりは幾分まし…ってことなのだろうか。

夏休みが明けてからの2学期は行事も多いし、ゆっくり相談できなさそうだしね。

ちなみに夏休み直前(懇談会や成績、夏休みの宿題の準備等がある)は校内がとても忙しなくなるので、学校と面談の日程調整の連絡をとるなら6月中のほうがいいかもしれない。

 

上記のような事情を鑑み、私も今月中に小学校に電話しようかなと思っているのだけど、

小学校に相談といっても、いったい何を相談したら??状態なので躊躇っているというのが正直なところ。。

ある程度は面談までにまとめなければと思っているけれど、

ちょっと難しい子が入ってくるらしいぞ、くらいの認識を学校側に持っていてもらうくらいで十分なのではないだろうかと思ったりもする。

年度が始まったら1年生なんてそれこそしばらくは混沌とした状態になるので、、始まる前に少しでも長男のことを知っていてもらうことはメリットになると思う。

でも事細かに特性を伝える必要性までは(今は)感じていない。

何かにつまずいた時に頭ごなしに叱られたり、完全に放ったらかし状態でさえなければ大丈夫かな?と…。

けれど、あまりにも学校側の理解がなさそうな場合は、長男の特性を事細かな部分まで、必要あれば診断名などもはっきりと伝えようと思っている。

教育委員会との就学相談・就学指導

もし学校側と話がうまくかみ合わなければ教育委員会と直接連絡をとり話をするのもありだそうだ。

教育委員会に連絡しちゃうなんてちょっと気がひけるような気もするけど、そちらの方がスムーズににいくケースもあるらしい。

長男の場合は就学指導を受けることは考えていないのだけど、受ける場合は発達検査や行動観察、医師との面談などを通して進学先についての助言をもらえるようだ。

”指導”という名がついているけど、もし委員会や学校と保護者の意見が一致しない場合も、基本は保護者の希望で決まるとのことだった。

通級指導教室

長男に一番関係がありそうだなと思っていたのが通級指導教室(通級による指導)

すべての小学校に設置されているわけではなく、自校になければ他校の教室へ通ったり、他校からの巡回指導を受けたりすることになる。

友人がかなり遠くの学校までお子さんを送迎していて大変そうだったので、すべての学校にあればいいのにな…なんて思った。(場所と人件費の問題で難しいのでしょうけど)

 

私が以前に働いていた学校には通級指導教室が設置されていて、指導を受ける時間になると「いってきまーす」「いってらっしゃーい」という感じでクラスから数人がぞろぞろと教室に通っていた。

通級指導を受ける子が多かったので、それが日常の光景であり特別な感じはなかったけど、もしクラスに一人だけとかだったら長男も抵抗あるかもしれないなと思う。

授業を抜け出していくので、その時間の通常学級での授業が受けられないことも大きなデメリットに感じてしまう。(放課後に通級できる場合もあり)

そう思うと、、トータルでどちらがメリット(デメリット)が多いの? と必然的に天秤にかけることになる気がする。

 

ちなみに通級による指導を受けられるかどうかは、入学後の様子で相談できるようだ。(入学前には決まらない)

私立・国立小学校の場合

受験して入学する小学校の場合。

私立だからって、国立だからって、教育レベルが高いかというと、そうとは限らないようだ。大変な学校もあるみたい。発達障害に理解があるかどうかも…。そのあたりをリサーチしておく必要を感じる。

 

また、就学支援シートの提出は合否決定後ということになっている。(うちの自治体の場合?)

シートに書かれた内容が合否に影響を与えないようにする、もしくは与えたと想像しないで済むように。

でも逆に、ありのままを伝えてそれで落とされるなら、そもそも縁がなかったってことでそっちのほうがいいのかもしれないと思う。入学してから大変な生活を送ることになるよりは。。

 

実は我が家もつい最近まで国立を受験するかしないか半々くらいの気持ちでいた。受かるか受からないか別として。

国立には個性的な子が集まっている気がするので、(個性的な)スイにはそういった環境の方があってるんじゃないかなとなんとなく思っていから。

私は国立小学校の1年生で教育実習したのだが、やはり配慮の必要な子がクラスに数人はいらっしゃったと記憶している。

ノートをとるのが苦手な子、集合写真を拒否する子、運動会の練習に参加しない子など。

 

ここからはちょっと話が逸れるけど、私の指導教官は大変に研究熱心な方で、配慮の必要な子達も含め学級経営をどうしていくかということを考えておられる方だったので、運よくそういった先生に当たれば良い学校生活を送れるんじゃないかなと思う。(もちろん公立校にもそのような先生はおられました)

子どもって、大人よりずっと柔軟で寛容なんだよなと感じることがある。誰かが困っていたら手助けしてあげたり、寄り添ったり。友達の良いところにもよく気がつくし、人の喜びを自分の事のように喜べたりする。

でも柔軟で素直だからこそ、周りの大人の眼差しを敏感に感じて影響されやすい面があるように思う。周りの大人が自分やクラスメートをどう見ているかを無意識に、敏感に、感じ取ってしまうのだ。

なので担任が注意ばかりする先生だったら…どの子にも同じようにやらせようという方針だったら…クラスメートとの関係は悪い方向に向かってしまうような気がする。

実のところ、私はそれが一番心配だ。

 

話を戻しますが、結局、現在は受験はしない方向で固まっています。

というのも、受験校だと兄弟で同じ小学校に通えない可能性があるから。。

今、兄弟で連れだって楽しく同じ幼稚園に行っている姿を見ていると…

中学からは別でもいいとしても、せめて小学校は兄弟同じ学校に通わせてたいって気持ちが出てきたのだ。

そんな理由からだけど、まあ普通に学区の学校に通えばいっかって感じになってきている。

私立・国立だと、地域の通級指導教室にも通えないしね…。

学習会を終えて

私自身、長男が生まれた後にも少しの間地域の小学校で働いていたこともあり、今住んでいる自治体の小学校の様子を全く知らないわけではないのです。

それでも、いざ自分の子どもが来年度就学するとなった今は、入学してから適応できるのかということ、どのような生活になるのかということ、未だ霧につつまれてはっきりと見えません。

それはやはり、学校・学級によって理解や配慮に大きな差がある(環境面)こと、それから一口に発達障害といっても一人一人の個性(特性)や必要な支援が違うからに他ならないと思うんですけど。

ましてや、お子さんが第一子だったり、小学校とも普段かかわりのない方であれば、小学校って未知の世界ですよね。20年前、30年前とはかなり変わってきてますし。(変わらない部分もありますが)

学習会に来られていたお母さん方もからも多くの質問がでていて質疑応答の時間ではとても足りないくらいでした。

なので、私も短い教員生活の中ですが自分の感じてきたことなどをこのブログで書いて行けたらなって、今回思ったんです。私なんかがおこがましいけれど、誰かの何かの参考になれば、、って。

個人情報は書けませんし、個人や学校を特定できないように適当に性別や学年など話の内容に影響のない程度に変えてお話しするかもしれませんが、【教員時代の話】としていくつか記事を書いていきたいと思っています。

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