今月、ついに年長の長男のランドセルを購入しました!!
はりきって販売開始前から数社のカタログを取り寄せたりネットで情報収集したりしたはいいものの、それっきり活動休止状態…
祖父母(遠方に住む私の両親)に買ってもらうことになったので一緒に見に行ける日を調整していたらいつのまにかもう7月だったという感じです。
幼稚園のママ友さんはもう購入済みだという話を聞き、 一気に焦りました。展示会にも足を運んだんですって。みんないつのまにそんな!そんなそぶり、全然なかったじゃん!!
そこで慌ててメーカーのHPをチェックしてみたら完売商品もちらほら出ており中には全て完売! なんてメーカーも。
昨年は夏休みごろに完売したメーカーでも今年は6月には完売しているところもあり確実に完売時期が早まっていると感じます。
ランドセル自体がなくなることはないので、特にこだわりがない方(例えば夫や私の父)にとっては「何を焦っている? 愚かな、、」という感想でしょうけれど、私としては選択肢は多く残されている方がなんだか安心するんですよね。
ランドセルの実物を見にいざお店へ!
我が家は2つの店舗に足を運びました。
長男には“お店ですること”を事前に話してありました。
- ランドセルを背負ってみること
- ランドセルを1つ選ぶこと
どちらも長男には難しいだろうと予想はしていたんですけどね。後ほど詳細を書きますが予想通りというか予想以上というか、毎度のことながら一筋縄ではいかなかったです(笑)
ずっと「ランドセルは黒がいい」ってブレなかったのに、2週間くらい前から急に「青がいい」に変わった長男。
入店してすぐの場所に目立つように置かれていた黒いランドセルは素通り。黒はもう選択肢から完全に外れたらしい。
しばらく店内をぶらぶらして「どれがいい? 」と長男に尋ねてみたのですが、事前に話してあったにもかかわらず“選ぶ”という意識は薄いようで返答はなかったです。しかも5分くらいしたら多動になっていました。
話しかけても聞いてないかすぐに別の場所に移動してしまうので背負ってもらうことはもちろん、見てもらうことすらままなりません。
そのうちプレイスペースのおもちゃで遊び始めたので、その隙に大人がある程度候補を絞ってその中から選んでもらう方がいいなと思いました。
店内には男児向けだけでも30個以上はランドセルが置いてあったので、そこから選ぶというのは大人でも難しいし時間がかかりますよね…
親の方で3つに候補を絞ってから長男に選んでもらうことにしました。
そこでもう一度「色は青っぽいのでいいんだよね? こういう色(ネイビー)でいいかな?」とネイビーのランドセルを長男の近くに持っていって確認しましたが、またしても返事なし。
もうネイビーでいいや。。文句言わせないぞ!(私も買い物は苦手なので投げやり)
で、ここでもう一度、条件を整理してみることに。
軽いのは人工皮革
小学校が遠く体幹も弱い長男なので、少しでも本体の軽いものがいいと思っていました。
そこで実際に手で持ちあげて牛革と人工皮革を比較してみました。
その時のランドセルは確か牛革が1400gで人工皮革が1200gほど。
その差200gですが、実際のところ数字以上に重さの違いを感じました。1.5倍は違うと感じたかも。
※あくまでも(人並み以下の腕力の私が)手に持った感じなので、背負ってみたらそこまで気にならない差なのかもしれません。
ということで、軽さの面では完全に人工皮革に軍配が上がりました。
丈夫なのは牛革?
しかし牛革のほうがどうしても丈夫そうではある!! 見た目にもそれが明らか。
店員さんの話だと、6年間使う分にはどちらも耐久性に問題はないそうです。
ただそれ以上の年月になると
牛革>人工皮革
になってくるらしい。
ということは結局は牛革の方が丈夫ってことよね? 6年以上は使わないけど、6年間て長いしその間どういった使い方をするか予想がつかないことを考慮すると牛革のほうがいい気がしてきました。
万一傷がついても、革だったらそれも「味」と捉えることもできますしね。(ほんとか?)
そんなこんなで…軽さ重視で人工皮革と決めていたけど、実物を見たらあっさりと牛革に心変わりした私です。(`・∀・´)キリッ
色はネイビー系or部分的にブルーを使ってあるもの
とりあえず長男の希望である青系に絞って探してみました。
本体黒×青のステッチもありなのかな? と思いましたが、その組み合わせだとどうしても幼い感じになってしまう気がしました。(子どもだからいいんですけどね)
本体がネイビーの方が落ち着いてる印象がしたので、ネイビーで決定です。
そこで浮上してきたのが『萬勇鞄』のランドセル。
モデルとしては
- Farbeのネイビー×チョコ
- Farbeのネイビー×アクアブルー
- NOBLESSEのネイビー×ブラウン
の3つ。
萬勇鞄、カタログを取り寄せていたメーカーの一つですが、派手派手ギラギラ系(←完全に私の主観)ということで選択肢から即除外していました。
でも、実物を見たらかなりよかった!!
上記の3つは落ちついたモデルで、装飾もあまりないもの。
牛革にかなりしっかり加工が施されている感じで、傷に強そうだし水にも強そう。
リコーダーポケットもあり、Farbeのネイビー×チョコの方は背当てや内側が焦げ茶(チョコ)で汚れが目立たないのもよかったです。
↑上がネイビー×アクアブルーで、下がネイビー×チョコ
↑NOBLESSEはこんな感じ。内側がチェック。
あとこれはどっちでもいいんですけどネームプレートもつけてもらえます。
この3つのモデルを並べて長男に「どれがいい?」と聞いてみましたがまたしても回答はありませんでした。
長男が「これがいい!」っていうのがあればここで即決してもよかったのですが、そうではなかったのでとりあえず1日考えてみることにしてお店を後にしました。
そして翌日。もう1カ所気になっていたランドセルを見に行ってきました。
『ランドセル工房生田』のランドセル。
こちらは大阪の工房です。セレクトオーダーなんかもできちゃいます。
ちなみに長男の様子は前日とさして変わりはなかったので省きますね;
変わりはなかったというかさらに興味をなくしているように見えましたが無理もない。二日連続ってね…。
このランドセル工房生田もかなりよくて、前日に見た萬勇鞄とどちらにするか最後まで迷ったんですよ…。
長男が決めてくれたら楽だったんですけど長男はうんともすんとも言わないのでこちらで選ぶしかありませんでした。
祖父母と一緒に買い物に行ける機会って限られているのでもう決めちゃいたかったし。
最終的に決めたのは生田のランドセル
悩んだ末に選んだのは生田。
決め手となった理由はいくつかあります。
決め手その1:長男の反応
長男がランドセルの内側の色がキャメルなのを「キャラメル?」といって一瞬目に留めていた。
決め手その2:革の柔らかさ
生田の方が革が柔らかく、見た目にも滑かでした。
一方の萬勇鞄は革がしっかりしている分、硬い感じ。
萬勇鞄と比較すると生田の方が特に肩ベルト部分が柔らかかった。
店員さんの話だと萬勇鞄の方でも革なので学期が終わる頃には柔らかく馴染んでくるだろうけど、最初はもしかしたら痛がるかも…ってことでした。
その最初の数ヶ月でランドセル嫌い!ってなってしまうのは避けたいと思ったんですよね。
ただでさえ入学したての頃は慣れない生活に疲れている頃でしょうしね。
背負い心地を重視することにしました。
決め手その3:似合ってた
ブーブー言いながらも一瞬だけだけど背負ってくれた生田のランドセル。
長男に似合ってたというかしっくりきたというか。
理屈云々じゃなくて背負った感じがぴったり合ったんですよ。
夫も「これいいね!」って言っていました。
やっぱりフィーリングって大事ですよね。これが一番大きいかもしれないです。(結局それかい)
というわけで、色々ありましたが無事にランドセル工房生田にて購入に至りました。というか、祖父母に買ってもらえました。ありがとうございます。(写真なくてすみません)
長男がランドセルを背負って小学校に行く日が楽しみです。
ランドセル選びを振り返って…
それにしても、ランドセルを背負わせて体に合っているか確かめたいというのは、私の考えが甘かった…完全に先走りしてましたね。
ネットで調べてる時に、展示会でお子さんにランドセルを試着させてる写真をアップされてる記事をよく見かけたので私もそういう写真撮ろうって思ってたんですけど、うちの長男には難しいことだったんですね。
まあだいたい予想はしていたからこそ事前にランドセルを背負ってみることを予告してあったんですけど。
結局全然背負ってみてくれなくて、なんとか説得に応じて背負ってくれてもものの1秒で降ろしてしまいましたけどね。しかも売り物なのに床にドサッて置こうとするから運動音痴の私もこの時ばかりは鈍い反射神経を発動させてキャッチしました。
でも、後から考えたら私の方で色々と反省点がありまして。
お店に入ってほどない時に適当に手にとったランドセルは一瞬だけど快く背負ってくれたんです。
それで長男的には「これでもう試着は終わった。ミッションクリア★」ってことになってたのかもしれません。
それ以降は勧めても「さっき背負ったじゃん!」て半泣きになってしまっていたので。
先に候補をいくつかに絞った上で「これとこれを10秒ずつ背負ってみて!」とか「背負ってお店の中を一周歩いてみて」等とお願いしてみたらよかったなー。
そして、選んでくれないと嘆いていますがもしかしたら本人は選んでいたのかもしれない!?
というのも最初に長男が手にとったランドセルがあったんですよ。鮮やかな青の! 七五三のときに長男が選んだ着物と同じコバルトブルーの! ポイントで青とかじゃなくて全面青の。
でも私が「ちょっとそれは…青すぎるなぁ、もう少し濃い青(ネイビー)のほうがいいんじゃない?」とケチをつけたんです。
長男の小学校の男の子、黒っぽいランドセルしか見たことなくて。来年の1年生がどうかはわからないけどランドセルの色に関しては保守的なご家庭が多いのかなぁと思って。
黒の中で青は目立つなぁ、茶か紺か深緑くらいが無難では? と思ってしまったのですよね…
まあ、目立ってもいいんですけどね!(笑) 本人が気にしないのなら。
そしてコバルトブルーとネイビー、同じ“青色”にカテゴライズされると私は思ってたけど、長男的には全く別の色なのかもしれないなと帰ってから気づきました。
もしやネイビーは青じゃない! のかな? だとしたらちょっと申し訳ない気持ちだわ…。
(そういえばいつだったか水色は青じゃないと言っていたっけ)
それから、これはもうどうしようもないことなのですが、お店は刺激が多いということですね。
長男は1件目のお店のプレイスペースにあった身長計が気になって気になって、自分や両親の身長だけでなく、祖父母や店員さんの身長まで測りたがるというこだわりも炸裂で余計に試着どころじゃなかったという…
そんな中、お店で癇癪起こさなかっただけでも長男はかなり頑張っていたのかも。
もうひとつ感想として言いたいことは…
やはり実物の持つインパクトはすごい! ってこと。
カタログとかネットとか見て頭の中で考えたことが、実物を見るとこうも見事に覆されるもんか…って驚きました。
そのくらいランドセルって特別な素敵な鞄なんだな。
こだわって製作されていることが伝わってきました。
おわりに
会計している間、長男と二人でお店のトイレに行った夫が「正直、なんでもよかったんだろ?」って長男に聞いたら「うん」て言ってたんですって。
あれ、そもそも興味なかった…?
そうだったのね。そりゃあ試着もしたくないし色も選べないよね。
ましてや同じネイビーのランドセルを3つ並べられてその中から1つ選べとか難題過ぎたか。
直感で選んでくれてよかったんだけど、それすらもないほど興味持てなかったか。
むしろ次男の方が「年長さんになったら、ぼくにもランドセル買ってくれるの?」とか「ぼくこれがいい」と欲しそうにしてました。
昔はランドセルって子どもが選ぶというよりも大人が選んで買ったものを子供にプレゼントすることが多かったような。色なんて選べなかったですし。
今の子は選択肢がたくさんあって贅沢だなぁいいなぁという反面、沢山の種類の中から選ぶという労力や苦労もあるんですね。(親も…)
子どもの意思が尊重される時代、子どもに自分で選ばせようって言う当然の流れもお子さんによっては負担が大きかったりするのかもしれませんね。
まあ、私だったら一番疑問に思うのは何故まだ年長になったばかりなのにランドセルを買う? まだ小学校行かんよね??ってところですけど。
というわけで我が家のラン活(っぽいもの)はこれにて終了しました。お疲れ様でした。皆さんが素敵なランドセルに巡り会えますように。