前回の記事の続きです。
相談内容②落ちつきがないことについて【発達相談】
「落ちつきがない」というのは適切な表現ではないかもしれません。
長男(自閉症スペクトラム・ADHD)のように、喋りすぎるとか動きすぎるとかいうわけではないのです。人見知りだってします。運動神経もそんなに悪くないと思います。癇癪だってほとんどありません。あったとしても、理由が明白なのでこちらとしては非常に対応しやすいです。気持ちの切り替えもゲンキンナヤツ☆って思うほど早いです。
ただ、気になることがちらほら。
- 自分のやりたい事しかやらない、興味のないことは誘われてもやらない
- 手をつないで歩かない
- 他の人が持っている物を、その時の持ち主を無視して奪う
- 食事の時に座っていられる時間が短い(1歳児の時は椅子の上に立って食べてました)
- 一つのもの(お気に入りの写真とかおもちゃ)をずっと手に持っているというこだわり行動
- エレベーターや階段などへの執着
- 数字が好き
- 3歳児らしからぬ難しい言葉(多分、意味は分からず丸暗記)を使う
- 記憶力がよい
すべて幼児にはよくあることで、程度の問題だと思うのですが。
後半は兄(長男)の影響を受けている(兄への憧れから)だけかとも思っていたのですが、車両の名前や長文をすぐに覚えるなど「あれ? 覚えが良すぎない?」って思うことも。
難しい言葉を使ったりするので、保育士さんには「今日も何やら高尚なことを言ってましたよ~笑」なんて言われることもあります。
兄弟なので似るのは当たり前かもしれませんが、児童館などに連れて行っても活動の部屋に入ろうとしないところなんかは兄の3歳の時にそっくり。(入らない理由は違うかもしれません)
先日、来年度に入園予定の幼稚園の体験に行きました。ホールでの活動だったのですが、最初からホールに入ることを拒否。強引に抱っこで入ってみても「ギャー!!」と叫び暴れて、床に下ろすとダッシュでホールの外へ逃亡。。
私と二人で園庭でぽつーんと遊んでいました。多分、園庭やおもちゃで遊びたい思いが強かったんでしょうね。
親子遊びのような人との関りを楽しむような遊びよりも、とにかく物!なんだと思います。おもちゃとか遊具とか。
他のみんなはホールで親子遊びをしたり、工作をしたりしたみたいです。
はさみやのりを使うのは好きだと思うので(工作をすることは知らなかったんですが予想で)「一緒にはさみチョキチョキとかのりペタペタしようよ」と誘ってみたのですが…「やだー」。
多分、画用紙やハサミなどの実物を見せて誘ったら違ったかもしれません。次からはそうしてみようと思います。
話が少し脱線しましたが、だいたい上記のような次男の行動について3歳健診の時に任意の発達相談で心理士さんに相談しました。
心理士さんとのやりとりとアドバイス
心理士さんは次男と向き合って座り、こんにちはと挨拶しました。
次男は恥ずかしそうにニコっと笑い、小さな声で「こんにちは」と挨拶を返していました。
心理士さん「お名前は?」
次男「○○○○(フルネーム)君です。」
心理士さん「何歳?」
次男「4歳。」
心理士さん「3歳かな?」
次男「4歳。」
頑固。譲らない。笑
指を4本立てようと両手で頑張っていました。
3歳の誕生日を迎えたばかりの頃は、「ぼくは2歳!」って頑なに言ってたんですけどね。
3歳すっ飛ばしていつの間に4歳になったのやら。
心理士さんは次に、机に置いてある大小さまざまの大きさのコップを重ねるように次男に言いました。
適当に重ね始めてコップが余ってしまい、あれー? という表情をして戸惑っていたので、心理士さんが見本を見せてもう一度最初からやるように促すと、今度は全部重ねられました。
それからお絵かきなどもしましたが、この時長男の相手をしていて詳細を思い出せません。。
一通り次男の様子を見終わった心理士さんが今度は私に話をしました。
「うーん…。落ち着きのなさで言ったら、お兄ちゃん(長男)のほうがすごいですよね?」
やはりそっちですか。思わず笑っちゃいました。
「お兄ちゃんは、この部屋に入ってきたときからずーっと喋ってます。5歳でこの感じは…なかなかないですね。」
長男は部屋に入るなり勝手に心理士さんの目の前の、次男が座る用の椅子に座り、「あなたはこっちの椅子ですよ」と早速ツッコまれました。
次男がお絵かきを始めれば紙と色鉛筆を自分も欲しいと言い、何かをずーっと喋りながら太陽系の絵を描いていました。
一応、保健師さんが一人長男の相手をしてくださっていました。長男は一見すると保健師さんに話しかけている風なのですが、相手の反応をうかがうことなく、自分の喋りたいことを次から次へと延々と喋り続けていました。
「お兄ちゃんはどこか相談に行かれてますよね…?」と確認されたくらい、心配してもらっちゃいました。
長男と比べてしまうと、ほんとに次男のことは霞みます。。。
「確かに次男君も興味のあることに一直線で、その時は回りが見えなくなっていますね。
でも声をかければ一応こちらをちらりとでも見るから、大丈夫だと思うんですけどね…。
ただ、普通は何かに夢中になってる時でももう少し人の顔とか反応をみますね。それが次男君は少ないかも。」
と心理士さんはおっしゃっていました。
念の為、半年後に一度電話をもらえることになりました。
通っている保育園からは次男の様子で特に気になることはないと言われていると伝えたのですが、
今の保育園は少人数かつ異年齢保育(0歳~3歳)なので、主に自分よりも年下の子たちと活動しているため、問題行動があっても目立たないかもしれないので、
幼稚園に入園して同年齢の集団の中での様子を見てみましょうということでした。
*
3歳健診はこんな感じで終了。
あと3か月後には入園式。入園式の時はホールに入ってくれるかな。