ここにも度々書いていますが、5歳長男は昨年の冬ごろからスイミングに行きたいくないとよく言っていました。
そんな長男があることをきっかけにスイミングに対する態度が180°変わって俄然やる気になったので、そのことを書きたいと思います。
スイミングに行きたくない日々は続いていた。
2月にスイミングを1ヶ月だけ休会した後は再び通い始めたものの、進級してクラスが変わった不安からさらにスイミングに抵抗を見せていた長男スイ。
それでも、新しい級の練習に2,3回参加したらすぐに慣れたようだった。(たいして練習内容に変化がないという事がわかった)
気候もだんだん暖かくなり、冬のようにプールから出てガタガタ震えるということもなくなって水が気持ちいい季節。
また楽しく通える予感がしていた。
しかし別の問題が。。
今度は「おしりが気持ち悪い。」と泣くようになった。
この「おしりが気持ち悪い」は、半年くらい前から、スイミングの時に限らず訴えるようになっていた。
トイレの後や、夜中寝ている時に起きて騒ぎだしたりする。
その度におしりをタオルで拭いてあげたり、シャワーで流してあげたりするのだが、それで「もう気持ち悪くなくなった。」ということはまずない。
何をしても気持ち悪いと言い続ける。
こちらとしては原因不明。。対処のしようがなくて困った。
感覚過敏によるものなのかもしれない。
でもたいていはしばらく時間が経つと落ち着くので、それまでなんとかなだめるといった感じ。
それがスイミングの時にも起こったのだろうか。
水着に着替える際に「おしりが気持ち悪くなるからいやだ。」と言って激しく嫌がるようになった。
水着が濡れて肌に張り付く感じが嫌なのかも?
しかしこればかりは為すすべがない。
濡れずにプールに入ることは不可能だ。
新素材の肌に張り付かないサラサラ素材の水着とかある?
そんなこともあり、スイミングの日が来るたびにスイは「今日はお休みして〇曜日に行きたい!」と言って先延ばしにしようとしたり、「今日は風邪だから…ゴホゴホ。」と仮病をつかったりしていた。
それでも完全拒否ではなく、一応スクールには向かってくれるので「お、今日は大丈夫なのかな?」と思いきや、水着に着替えるときになって俄かに騒ぎ出す・脱走しようとするといった感じだった。
いったんプールに行って練習が始まれってしまえばなんてことはない。
まんざらでもない様子で泳いでいるし練習の流れにもついていって表情よく頑張っているのだが…。
プールから上がってきた時はおしりが気持ち悪いと言って泣くので、そんな姿を見ると「連れてきてよかったのかな?」と思ったりした。
長男を俄然やる気にした1枚の紙。
そんな日々が続いていたある日。
年度末なので幼稚園や習い事関連の1年分の書類を整理していたら、1枚の紙きれを見つけた。
それはスイミングの「進級項目一覧表」。
こんなのあったんだ。忘れてた。
進級なんてまだまだだと思っていたから不要な書類として奥にしまわれていたよ。
1級~15級くらいまであって、それぞれの級で通過を目指す課題が書かれていた。
例えば、
『4級…クロール10m・背泳ぎ15m』
といった具合。
それぞれの級でクリアすべき泳法と泳ぐ距離が記されている。
級があがるに連れて”1分〇秒以内”とかいう制限時間もでてくる。
せっかくなので、スイにこんなのあったよ〜って見せてみたら、すごい食いつきで見てる!
そんなスイに、
私「クロールと平泳ぎで25m泳げるようになるまでスイミングがんばろう! その後は続けるかやめるか自分で決めていいよ。」
と言っておいた。
するとスイは25mどころか、
「クロールで50m泳ぎたい!」
「バタフライで25m泳ぎたい!」
と俄然やる気になっていた。
私「バタフライってどんなんか知ってるの?」
スイ「え…知らない。」
と言うので、大袈裟にバタフライのアクションしてみた(笑)
お母さん、バタフライどころかクロールもできないけどね…。
とりあえず現在の1級のところに赤丸で印をつけて、現時点を再確認した。
スイはわくわくした様子で、
「早くスイミング行きたい!
今日行ってもいい?
ダメなら…お願い! 水曜日は絶対に絶対に行かせて?!」
と、今まで渋っていたのは何だったんだよってくらいの豹変ぶり。
おしりが気持ち悪いのは多少大袈裟に言ってたの?
よくわからん奴だ。。
その後。
それからは、以前のように楽しくスイミングに通ってくれているので一安心。
おしりはやっぱり少し気持ち悪いみたいだけど、目標ができた(見通しを持てた)からか頑張っている。
目標があるのとないのとでは、やはりモチベーションは違う様子。
泳ぎに関しては、背浮きはすごく上手みたいですでに1級の課題をクリア。
あとの課題についてはコーチのコメントに「ビート板で泳ぐ時には体をまっすぐにして、足だけ強く動かして泳ぎましょう」と書いてあった。
がんばれ、スイ!
*
相変わらずトイレは付き添い(コーチからの視線がちょっと痛い)だけど、それももう一息かな?