我が家は子どもたちが寝る前に本を1冊だけ読み聞かせしている。
長男は毎日、本棚から本を1冊選んで持ってくる。
そこで今回は唐突に、長男が選ぶ頻度が高い本をランキング形式で紹介。
寝る前の絵本ランキング
第3位 いたずらきかんしゃちゅうちゅう
アメリカの絵本。作者は1909年生まれの女性作家の方で、むらおかはなこさんの日本語訳。
この絵本は夫が子供のころに好きだった絵本らしく30年物。かなりボロボロになってきてたので新しく買い直したけど、思い出深い古い方も捨てられず。
モノクロだけど絵がとても素敵なんだよね。
文が線路の形にレイアウトされているのも面白い。
長男が0歳の時から読んでいるので、その時々の発達段階で長男のお気に入りポイントや感想が違っていくのが面白い。
赤ちゃんの時は「ちゅうちゅうしゅっしゅっ」とか「かんかん!かんかん!」とか擬音語の所で笑ってた。
2歳くらいになると人物に興味を持ち、
4歳の今は踏切で車がぶつかり合う所とか炭水車が落ちてしまう所で色々質問してくる。
私は、ジムが「きみのじかんひょうなんかきにするなよ」と言って最新式の汽車を乗っ取ってしまう強引さにいつも一人爆笑してしまう。
第2位 こどもちゃれんじの絵本
こどもちゃれんじの毎月の絵本。これは読み聞かせ向きの本ではないんだけど、長男は好き。
物語だけじゃなくて、マナーのこととか、科学のこととかがのっている。
第1位 いやいやえん
長男が2歳のこどもの日に祖父母にプレゼントされてから大のお気に入り。
7つのお話がある。
全話読むのに40~50分はかかるので「今日は1話だけにしておこうよ」と言うのだけど、2〜3歳の頃はそれを受け入れてくれなくて、寝る前に喉がカラカラになりながら読まされた。
でも最近は好きな話を1話選んでそれで終わりにできるようになったからそう言うこともなくなってきた。
とはいうものの、私もこの本大好き。
最初に読んだ時は園児をものおきに閉じ込めちゃう先生にびっくりしたけど…。
でもこの本は、決して子どもを大人の都合のいいように従わせようとする教訓めいた話な訳ではないと思う。
それよりも子どもの面白さ、自由さ、発想の豊かさを伝えている。
作者の方はこの話を作った当時、現役の保育士だったそうで、その保育園の子どもたちがモデルなのだろうか。
主人公のしげるちゃんは相当やんちゃな子だけど…子どもは絶対好きなはず。共感できちゃうはず。
一方で、まじめな子は本の中に入ってしげるちゃんを注意したくなっちゃうかも。
そしてこのお話の素敵なところは、意外とファンタジーなところ。
私は「やまのこぐちゃん」という、保育園にクマの子が入園してくる話が好き。
長男は「ちこちゃん」とか、絵本のタイトルにもなってる「いやいやえん」をよくリクエストする。
イヤイヤばっかり行ってたら、嫌なことはやらなくてもいい”いやいやえん”という保育園に連れて行かれる話。
文章が多めの本だけど、1ページに1つは挿絵があるのでイメージも持ちやすい。
番外編
このほか、
バムケロ・ガラゴシリーズ
「バムとケロのおかいもの」
「ふたりはともだち」
「ちか100かいだてのいえ」
この3冊もよく読む。
少し前は「雨、あめ」なんかも。
これは文がないから親が何か考えて言わないといけなくて少々(親が)面倒くさい。
あとは料理レシピ本。
2歳にしてトムカーガイとか桂花陳酒とか、私にはよくわからん料理や食材をたくさん覚えて…食べたこともないのに…何が楽しいのかよく読んでた。
長男が聞かせてくれた桃太郎のおはなし
電気を消した後もお話をして欲しがる時は、夫が桃太郎とかジャックと豆の木とか白雪姫とかの童話を話して聞かせることもある。
夫は、私が言うのもなんだけど文才があるし、本の文章もいつの間にか暗記していてそれにアレンジが加わっていたりして、なかなか面白く聞ける。
そんな夫を真似てか、長男が先日「今日はぼくが桃太郎をお話してあげるね」と、お話をしてくれた。
それがなかなかちゃんとストーリー仕立てになっていて可笑しかった。
何故か「きびだんごからとてもちいさな赤ちゃんがでてきました。」というアレンジも加わって(笑)
私もわくわくしながら聞いていた。
桃太郎が鬼ヶ島に着いたところで急に眠りに入って、最後までは聞けずじまいだったけど。
ルールは絶対の長男
寝る前の本1冊ルール。年少の時はこれが絶対で。
一度、長男が本を読む前に力尽きて寝てしまった日があった。
そのまま寝かせといたら、夜中の1時くらいにふと目が覚めたらしく突然わーわー泣き出したので何かと思ったら。
「まだ本読んでなかったよー!!」と号泣。。
なんとかなだめて寝たけれど。
融通きかなすぎだろ…って内心思ったけど、そのくらい楽しみにしてくれていたのかな。
最近はそんなこともなくなったなぁ。今となっては懐かしい。